AI365時代にデータを守り抜く
昨今、悪質化する一方のサイバー攻撃からビジネスの中断を招かないためには、重要な情報資産であるデータを迅速に復旧できる能力やデータ・レジリエンスが強く求められています。
しかしその一方で、予算も人的リソースも有限であり、セキュリティコストや運用工数をむやみに増加することはできません。
そうした中、IBMではデータ・レジリエンスに特化した包括ソリューションIBM Storage Defenderで、データの保護、識別、検知、対応、復旧をエンド・ツー・エンドで実現していこうと提唱しています。
悪化するサイバー攻撃被害
IBMのサイバーセキュリティの専門家と担当者からなるIBM Security X-Forceの「X-Force脅威インテリジェンス・インデックス2023」によると、サイバー攻撃による被害は悪化の一途をたどっており、ランサムウェアによるデータ侵害への対応にかかる平均コストは5億9千万円に上がっています。
企業へのサイバー攻撃
のうちランサムウェア
の割合
業種別では昨年に続き製造業が被害トップに
データ侵害の特定と
封じ込めに要した
平均日数
その間、多くのシステムは停止を余儀なくされた
ランサムウェアによる
データ侵害への対応にかかる
平均コスト
Windows だけではなく、Linux システムへのランサムウェア攻撃も増加傾向。さらにはVMware ESXi のサーバも標的に
また、データ侵害の特定と封じ込めに要した平均日数として287日にかかっており、その間、多くのシステムは停止を余儀なくされました。
さらに、WindowsだけではなくLinuxシステムへのランサムウェア攻撃も増加しており、最近ではVMware ESXiのサーバまでも標的になっているといいます。
現代の企業には、何かが起きたとしても重要な情報資産であるデータを迅速に復旧できる能力、つまり、データ・レジリエンスというものを身につけることが強く求められています。
また、データに対しては世界的にコンプライアンス準拠への圧力が高まっており、企業はこれにも対応しなければなりません。
しかし持てるリソースは有限であり、セキュリティ強化だからといって湯水のように予算が湧くことはなく、恒常的な人材不足に悩む中、むやみに運用工数を上げることはできません。
多くの企業はこの点にジレンマを抱えています。
データ・レジリエンスとは?
さまざまなデータ破壊に対して
迅速にデータを復旧する能力
それぞれのシステム環境に応じた最適なデータ保護と
確実なデータ復旧プロセスの確立が必要
IBM Storage Defenderは
エンドツーエンドでストレージを守る包括ソリューション
そうした中IBMは2023年、IBM Storage Defenderというソリューションを発表しました。
IBM Storage Defenderはストレージ基盤全体にわたってデータの保護や改ざん防止、検知、対応、復旧、自動化を行える機能を有し、企業のデータ損失リスクを軽減することができます。
セキュリティ・ダッシュボードを備えていることも大きな特長で、データ保護とサイバー・レジリエンスのステータスをシンプルに統合して表示することができます。
全てのストレージに対するデータ・レジリエンスの統合管理
IBM Storage Defenderの価値
多様化するお客様のデータ保護ニーズに包括的に対応可能
プライマリ・ストレージ(本番)からセカンダリ・ストレージ(バックアップ)まで対応
オンプレミス、仮想環境、パブリック・クラウドで対応
基本的なセキュリティ対策・データ保護から自動化までエンドツーエンドのデータ・レジリエンスに対応
統合された単一ダッシュボードでお客様システムを包括的に可視化
サポート窓口の統一
機能選択の柔軟性と拡張性
IBM Defenderオファリングでのみ使用可能なケイパビリティの提供
必要な機能だけをフレキシブルに選択
シンプルなライセンス提供形態
単一のRU(Resource Unit)ライセンス形式により調達簡素化
ライセンス管理のシンプル化
購入したRUの割り当てを選択/調整し、変化するお客様ニーズにも柔軟に対応
ライセンス管理情報を一元的に収集/報告※
※ Storage Protect及びStrage Data Protectによるレポート機能で提供
IBM Storage Defenderの全体像
IBM Storage Defenderまとめ
プライマリーデータ(本番で使用中のデータ)から、セカンダリーデータ(バックアップデータ)に渡るデータ・レジリエンス・ソリューション
データ保護、改ざん防止、検知、復旧などの機能を包括的に提供
様々なデータ保護機能の中から、ニーズに合わせて必要な機能だけを選択可能
サブスクリプション型のライセンスにより、必要な期間だけご契約可能(年単位)
単一ライセンス形態により、ライセンス管理をシンプル化
Data Management Service(DMS)によるシングルコントロール
「IBM Partner Plus Day」にて「IBMパートナー・プラス・アワード
(AI for Business in Japan)」Geography Winnerとして表彰