Citrix 概要
Citrixデスクトップ仮想化ソリューション
企業のオフィス環境における優先課題として、PCクライアントに対する、運用コストの削減、情報漏えい/セキュリティ対策、ポータビリティの要求などへ、シンクライアントの導入が高い関心を向けられています。
そして、シンクライアントシステムの構築には、高い信頼性、スケーラビリティ、ユニバーサルな接続性の確保など、クラウドを利用したデスクトップ仮想化は、最適な実現環境となります。Citrixデスクトップ仮想化ソリューションは、デスクトップクラウドを効果的に構築できる様々なソリューションを提供しています。
AITは、IBMクラウドSoftLayerにより、快適に利用できるCitrixデスクトップ環境を実現します。
IBMクラウドSoftLayer(http://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/softlayer.html)
Citrix XenDesktop
Citrix XenDesktopとは、Citrixが提供する仮想化技術を統合した理想の仮想デスクトップソリューションです。Citrix XenAppで困難だったアプリケーションの使用や、ユーザー個別のデスクトップ環境の提供を実現します。 Citrix XenDesktopは以下の製品群で構成されます。
Citrix XenApp
ユーザー端末にICAによる画面転送で共通のデスクトップ環境とアプリケーションを提供。
また、仮想デスクトップ環境へユーザー別にアプリケーションを配信。
Citrix XenServer
ユーザー個別の仮想デスクトップ環境を構築するためのインフラを提供。
Citrix Provisioning Server
仮想デスクトップ環境へ標準OSイメージをネットワーク経由で一括展開。
DesktopController
XenDesktopでのユーザーとデスクトップの割り振りを行なう中継サーバー。
Citrix XenDesktopの特長
1. IT資産の有効活用と一括管理でTCO大幅削減
アプリケーションをサーバー側で実行するため、端末側のスペックに依存することなく業務が可能。また、インストールやバージョンアップもサーバー側で一括対応することで運用管理コストが大幅削減されます。
2. 根本的な情報漏洩対策ソリューション
サーバー側で実行されたアプリケーションの画面のみをクライアント側へ転送。クライアント側でデータを保持しないため、情報を外部に持ち出すことを防ぎ、情報漏洩リスクが激減します。
3. 在宅環境でも快適にアプリケーションを利用
インターネット環境さえあれば、社内と同じデスクトップ画面を自宅PCで利用可能。Citrix独自のICAプロトコルにより、狭帯域でも快適にアプリケーションを利用できます。もし新型インフルエンザ等で出社不可になっても業務継続が可能です。
Citrix XenApp
Citrix XenApp(旧称:Citrix Presentation Server)は、あらゆる情報システムの安全性と利便性、柔軟性、管理性を格段に向上させたアプリケーションデリバリーの業界標準です。Platinum Editionが追加され、更にエンタープライズに適したアプリケーションデリバリーが、ビジネスを成長させます。 Citrix XenAppでは、アプリケーションの仮想化とアプリケーションのストリーミングの2種類のWindowsアプリケーションデリバリーを提供します。オフラインでの利用も可能にし、利用できるアプリケーションが更に拡大します。
Citrix XenAppの特長
1. セキュリティとアクセスニーズの両立
- 抜本的な情報漏洩ソリューション
- クライアントPC毎に管理していたクライアントソフトウェアをサーバーに集約。インストールやバージョンアップ、パッチの適用はサーバー側のみの対応で済むため、管理コストが大幅に削減されます。
- きめ細かなセキュリティ設定
- ポリシー機能を活用すれば、ユーザーの場所、場所や状況に応じて、サーバーリソースの利用可否、およびクライアントPCのハードディスクやクリップボード、外付デバイス、プリンタの利用可否をダイナミックに変更できます。たとえば、あるユーザーに対して、会社内ではクライアントPCのハードディスク利用を許可し、社外からリモート接続では禁止するというセキュリティポリシーを柔軟に設定して運用できます。ポリシー機能は、ユーザー名、サーバー名のほかIPアドレスなど、きめ細やかに設定ができ、企業それぞれの最適な運用が可能です。
- オンライン会議で精密情報を保護
- 1つのアプリケーションを同時に複数のユーザーが仮想的に共有することができます。たとえば会議出席者が同じExcel画面を共有、編集したデータは必ず1つのファイルとして保存します。印刷した社外秘データが外部に漏れる心配がなく、会議の効率も格段に向上します。
2. いつでもどこからでも、モバイルアクセス
- 集中管理
- システムの初期設定から運用までを包括的にカバーする管理コンソールを搭載。アプリケーションの使用状況や設定の詳細を一括で把握し、ITリソースを一元監視するダッシュボードや、様々な詳細分析のためのレポートセンターとしても機能するため、IT管理者の負担が軽減します。
- 柔軟なスケーラビリティ
- 負荷に応じてインテリジェントに処理を振り分けるロードバランシング機能を標準搭載。ユーザーやアプリケーションの増加によりシステムの処理能力が不足した場合、サーバーを追加するだけで処理能力を高められる柔軟性とスケーラビリティを実現します。
3. 在宅環境でも快適にアプリケーションを利用
- Webブラウザからアプリケーションを起動
- Web Interfaceを使用すれば、WebブラウザからWindowsアプリケーションを起動して利用することができます。普段仕事で使用しているPCが使えない環境からでも、ブラウザを開けば必要なビジネスアプリケーションへアクセスすることが可能になります。
- SmoothRoaming(スムーズローミング)で停滞しない情報アクセス
- アプリケーションを使用中のユーザーが、場所を移動してネットワークやデバイスを変えても、サーバーに再接続すれば、それまで使っていたアプリケーションを継続して使うことができるSmoothRoamingテクノロジーを搭載。一刻を争って仕事をするビジネスマンの生産性を最大限に高めます。
Citrix VDI-in-a-Box
Citrix VDI-in-a-Boxは、仮想デスクトップに必要な様々なコンポーネントがオールインワンで提供される、低コストで手軽な仮想デスクトップソリューションであり、大企業と変わらないIT課題を持ち、ビジネスにより機動性を求める先進的なSMBに対し、セキュリティ、可用性、操作性を犠牲にすることなく最適化されたソリューションです。
メリット
- 低コストで導入可能。60%ものコストが削減を実現
- 仮想デスクトップの様々なコンポーネントをオールインワンで提供
- 極めてシンプルな構成により、導入も拡張も手軽に実現
- あらゆるデバイスからアクセス、モバイルワークスタイルを実現
- Citrix HDXテクノロジーの利用による多彩な拡張性
- 低コストかつ手軽に導入可能であり、中堅、中小企業に最適
Citrix VDI-in-a-Boxの特長
1. オールインワンの設計により容易な構築と管理を実現
仮想デスクトップ運用に必要なコンポーネントがオールインワンで組み込まれているため、短時間での導入が可能です。また、中央での一元管理により、デスクトップ管理およびサポートにかかるコストを大幅に削減することができます。
2. Citrix HDX技術により、ストレスのないリモートデスクトップ環境を提供
狭帯域の環境でも、ICAプロトコルによりストレスのない画面転送が可能となります。
3. 複数のハイパーバイザーをサポート
VDI-in-a-Boxのオープンアーキテクチャーは、複数のハイパーバイザーをサポートしています。Citrix XenServer、Microsoft Hyper-V、VMware vSphereESXi/vSphere から選択できます。