Design Thinking

ユーザーを中心とした問題解決の思考法
「Design Thinking(デザイン思考)」を採り入れることにより
様々なビジネスの問題を解決する「種」を見つけることができます

「デザイン思考(Design Thinking)」とは

「デザイン思考(Design Thinking)」とは問題発見・問題解決の思考法(マインドセット)のひとつです。
今まで行ってきた問題発見・問題解決の方法や思考法に加え、新たな考え方として「デザイン思考」を身に付けることでよりイノベーションが起こる可能性が高まります。

「なぜ問題なのか」「どう問題なのか」を明らかにするために技術的視点や市場規模ではなく「ユーザー」に共感し、ユーザー自身も気が付いていない欲求(インサイト)を見つけることがデザイン思考の大きな特徴です。

ユーザーが自身では気が付いていない、本当に欲しいモノ(サービスや製品)を生み出すことのできるマインドセットを身に付けることで、様々なビジネスの問題を解決する「種」を創造できるようになります。

このデザイン思考は一般的な5つのプロセス「Empathy」「Define」「Ideate」「Prototype」「Test」から構成され、弊社ではさらに+1の考え方を推奨しています。
様々なビジネスの問題を解決する「種」を創造できるこのプロセスは一方通行ではなく、行ったり来たりを繰り返しながら進めていきます。
試行錯誤し、失敗を積み重ね、失敗から学びゴールに向かいます。
この失敗を積み重ね、失敗から学びゴールに向かうこともデザイン思考の魅力のひとつです。

弊社では前述のデザイン思考の5つのプロセスに加え「Develop」という+1プロセスを加えることで、よりビジネスシーンにおける解決の可能性を高めることが出来ると考えております。

弊社ではデザイン思考に関するセミナーを2種類ご用意しております。

皆様のご参加お待ちしております。

■2.5h体験コース
デザイン思考の「Ideate(創造)」プロセスを中心にご体験いただける初心者向けコース
詳細はこちらから

■1Dayコース
デザイン思考の5つのプロセスと+1「Develop(展開)」プロセスをご体験いただけるコース
詳細はこちらから

デザイン思考の5つのプロセス

1.Empathy
デザイン思考は「なぜ問題なのか」「どう問題なのか」を明らかにすることから始まります。
自社やメンバーのみで仮説を構築するのではなく、実在のユーザーへのインタビューや観察を通じて、本当の課題や問題、求めているものは何かを見つけるための情報を集めます。

ユーザーの発言や行動を通じて得た情報や、その背景にある心情や考え方を推測しユーザーへ共感していきます。共感していく中で、矛盾や違和感があった箇所にユーザー自身も気が付いていない、本当は解決したい問題が隠れていることが多いです。

ここではユーザーのニーズおよびユーザー自身が気付いていない欲求(インサイト)を多く見つけることを目的とします。

2.Define
Empathyを通じて明らかになったユーザーの心情や考え方をまとめ、そこから獲得したユーザー自身も気が付いていない、本当は解決したい問題を、より明確にして「解くべき問題は何か」を定義します。

ここでは、問題を単純化や統一するのではなく、様々な可能性を考えて斬新で挑戦的な問題・テーマを設定することを目的とします。

3.Ideate
定義された解くべき問題・テーマについて、解決を実現させるためのアイデアを創出します。
アイデアを創出する際は、質よりも量を重視します。「こんな技術は実現できないな」「実現するのは相応の費用がかかりそうだな」などと固定概念・固定視点は一度捨てて、自由に大胆にアイデアを創出することが求められます。
また、創出する際は、人の考えやアイデアを否定しないことも重要です
自分のアイデアだけでなく、他者のアイデアとを組合わせて多くのアイデアを創出します。

アイデアを創出したあとは選択をしてコンセプトを絞りこみます。この時、市場規模や実現可能性だけでアイデアを選択するのではなく、様々な選択基準から可能性で選ぶことでイノベーションの可能性を維持することができます。

4.Prototyp
選択したアイデアを体験できるようにプロトタイプを作成します。この時、「何を体験して欲しいか」という視点を忘れないことによってイノベーションの可能性を継続させることができます
また、出来るだけコストを掛けず、簡単に素早く作成する必要があります。費用だけでなく時間的コストも削減することができるからです。Fail Fastの考え方ですね
ここでは、選択したアイデアを費用や時間を掛けず体験できるモノを作成することが目的です。

5.Test
作成したプロトタイプはすぐにユーザーや他者に体験してもらい、フィードバックを受けましょう。ユーザーからフィードバックを受けることにより、プロトタイプで作成したモノ(サービスや製品)だけでなく定義した問題やテーマ、そのからのアイデアを含め改善すべき点を早く発見することができます
この時、ただ単純にプロトタイプを使ってもらうのではなく実際にどのような環境、シーンで利用するモノ(サービスや製品)であるかを伝えることにより、より現実に近いフィードバックを得ることが期待できます。

「Prototype」と「Test」のプロセスの繰り返しは、試行錯誤し、失敗を積み重ね、失敗から学びゴールに向かうデザイン思考の特徴を強く実感できるプロセスでもあります。

ここでは、作成したプロトタイプに対し、実際にユーザーに体験してもらうことで定義した「解くべき問題は何か」について正しく定義できているかの確認とプロトタイプや解決策の改善点を見出すことが目的です。

以上がデザイン思考の5つのプロセスのご紹介です。
上記のプロセスを複数回繰り返すことでビジネスの問題を解決する「種」を明確に、より具体化にしていくことが可能です。
デザイン思考を活用して具体化した「種」をよりイノベーションを起こすモノ(サービスや製品)にブラッシュアップすることがビジネスシーンでは求められます。

そこで+1、「Develop」というプロセスに移ります。
「Develop」はチーム内、社内、社会の人々に理解を得、取り組みを大きくすることを目的とします。

+1.Develop
具体化した「種」をより多くの方に伝え、ユーザーの心に響くモノ(サービスや製品)であることをアピールします。そしてモノ(サービスや製品)の実現性を高めるために経済的、技術的に一緒に取り組みを大きくしていくメンバーを増やしていきます。
アピール方法としてチーム内・社内に加え、社会に対し作成したプロトタイプを体験してもうことができればそれに越したことはありませんが、実際のビジネスシーンにおいてそのようなことは難しいためめ、弊社では主にストーリーテリングという方法を活用し、「Develop」のプロセスを進めていきます。

ストーリーテリングとは

ストーリーテリングはモノ(サービスや製品)やコンセプトを「物語」にすることで聞き手に対し強い印象を残すことが出来る手法です。

「物語」を活用することで、抽象的な言葉や専門的な単語、情報で説明するよりも聞き手は感情移入することができ、自分の状況や経験などと照らし合わせて理解を深めることができます。
この時「自分もそう思ったことがある」「不便に感じていた」など感情に訴えかけることができます。
成熟社会において、人々は物事を決定する際に、倫理的ではなく「感情」で決定することが注目されているため、このストーリーテリングを活用する方法は、一緒に取り組みを大きくしていくメンバーを増やす手法として効果的であると弊社は考えております。

弊社では、新たな考え方(マインドセット)として「デザイン思考」をご紹介・ご体験いただけるセミナーをご用意しております。
皆様のご参加お待ちしております。

■2.5h体験コース
デザイン思考の「Ideate(創造)」プロセスを中心にご体験いただける初心者向けコース
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■1Dayコース
デザイン思考の5つのプロセスと+1「Develop(展開)」プロセスをご体験いただけるコース
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